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2025年11月14日放送のFM BLOOM「みんなで防災」
FM BLOOM 「みんなで防災」 放送日時:2025年11月14日(金)14:00~15:30(生放送)
出演: 関西大学社会安全学部教授 近藤誠司さま・ネッツトヨタ神戸(株)取締役 岡崎英徳様さま・兵庫県立尼崎総合医療センター 経営企画部長 瀧口直彦さま
パーソナリティ:三宅奈緒子
住民パーソナリティ:清田さん・つっくん・でぐっちゃん・hinataちゃん・ナベゾーさん・富士好きさん
協力: ネッツトヨタ神戸(株)・ 兵庫県立尼崎総合医療センター(AGMC)
開局2周年を記念してタイトスケジュールではありましたが、念願の「みんなで防災」を放送することが出来ました! ご協力頂いた皆様のおかげです。
開局以来自治体との防災協定を目指してヒアリング等の機会も頂いていましたが、まずは、FM BLOOMでなければできない形で、防災、災害発生時、復興フェーズにおいて、地域における存在する理由を明確にしておく必要があると考え「みんなで防災」を企画し放送させて頂くこととなりました。
平成7年に発生した阪神淡路大震災以降に災害時の情報発信拠点として地域FM(コミュニティFM)をつくろうと全国の自治体に予算化され急激な開局ラッシュとなりました。 当局の前身であるFMあまがさきも同様そのラッシュ時に開局した局の一つでありました。 当時前局は、自治体資本のFM局として存在しておりましたので、自治体の発信機能の一つとしていかに貢献できるかを問われながら活動していた部分があったと思いますが、明確に有事の際の情報発信が存在理由でありました。
阪神淡路大震災以降、大型台風や局地的大雨など様々なことがありながらも、放送局の存続というレベルでいうと、「喉もと過ぎれば」的な考えになる程度のことしか起きなかったと考えられているのと、自治体としては、「ラジオでなくても」という考えから、前局は閉局と判断されたんだと思います。
しかし、阪神大震災以降に発生した東北地方太平洋沖地震の災害発生時及び復興フェーズで「やっぱりラジオ」という再認識がなされていることも事実で、ここから当局が考えるべきは、防災、災害時対応という文脈において、この尼崎の地で、私たちでなければできないこと、まさに存在の理由を明確にしておくことでした。
三宅局長が、開局以来ずっと、やはりFM BLOOMを「地域」における防災、災害発生時の情報発信機能として形にしておかなければならないとずっと言い続けている中、開局間もないバタバタ状況で、どう一歩目を踏み出すか、なかな行動に移すことができませんでした。
そういった中、開局2周年というタイミングで、防災訓練的この番組を放送できたことは、FM BLOOMとして、非常に大きな意味があったと思います。

6人の住民パーソナリティに番組内で、それぞれに電話繋ぎを行い、今いる場所の状況をレポートしてもらう「防災訓練」を行いました。 尼崎南北各地区に分散する形で選任された6人は、事前に企画自体は知らされていたものの、電話がつながれた時点でいる場所についてレポートという形で、その場で対応しなければならない、普通に考えたら、なかなか難ししい挑戦だったと思います。
けど番組が始まってみると、もう1人目の清田さんから、すごすぎる安定感、レポートする側としての心の準備完全にできてる。。。さらには、防災という視点で、自身の活動や地域において何をすべきかを考えている高い日頃からの意識!
みんなのレポートから伝わってくることは、日頃からラジオに出て情報発信をする活動をしている人として、どんな状況においても、少しでも聴いてるかたの役に立とうという貢献と寄り添いの心でした。
FM BLOOMの日頃の活動は、地域住民との関わりを「出る、聴く、伝える」で作っていくことであり、この記念番組において、住民パーソナリティのこの2年積み上げてきた「伝える」力が、存分に発揮されたと思ます。
住民パーソナリティたちそれぞれの「伝える」を心から誇らしく聴いていました。
まずは、一歩!
局長があつまれ!あまびとたちの企画構想段階から計画していた、尼崎市内8地区に分かれる形で住民パーソナリティをスカウトし、有事の際の情報を収集、発信する仕組み、これを確立することを当初から目指していました。
まさに今回の特別番組で、その第一歩を進めることができました。
関西大学社会安全学部 近藤誠司教授にもご出演頂き、防災の専門家の視点で、住民パーソナリティそれぞれのレポートにご意見も頂けて、大変意義深い番組となりました。
また、兵庫県立尼崎総合医療センター(AGMC)瀧口直彦経営企画部長さまにもご出演頂き、地域医療拠点と我々FM BLOOMとの連携についてもかなり具体的なご提案として触れてお話してくださいました。お話を受けて、今後連携した仕組みづくりの必要性を強く感じました。
AGMC様の建物そのものが、免震構造になっていてるなど、地域医療を守る拠点としての対応、体制などについても詳しくお話頂きました。
地域企業としての視点では、ネッツトヨタ神戸株式会社の岡崎取締役にもスタジオで生出演頂きご意見を頂きました。車を販売することを主たる事業とされておられますが、我々と関わって頂いた当初から、地域と関わって、地域の力になるというお会社自体の姿勢を変わることなく貫いておられ、車と地域災害(防災)という観点で開発された長期保存型「車載用非常食」などをご紹介頂きました。
車とラジオは様々な点で相性も良いので、有事の際の情報収集や気持ちを繋ぐ手段として連携し、地域人の命を守る仕組みを共に作って行きたいと思いました。
FM BLOOMの在り方そのものを象徴する住民パーソナリティが日頃の放送を通じて、地域の「発信者」としての意識を高めてくれていることは、FM BLOOMが地域における存在する強烈な理由を作ってくれていると、今回の特別番組を通じて、改めて認識する機会となりました。 これからさらに、住民パーソナリティという存在を磨いたり、より多くの方に参加頂いたりして、FM BLOOMとして、本当に地域の役に立つ放送局、メディアとしてさらなる発展をしていきたいと心から感じました。 ご出演またご協力頂いた皆様、現場レポートを頑張って頂いた住民パーソナリティの皆様、たくさんのメッセージで番組を盛り上げて頂いたリスナーのみなさま、ありがとうございました!
お聴き逃しの方は、当日の放送はYouTubeアーカイブでご覧ください
